自宅を改装した心地よい”ごはんバル”
JR花園駅から歩いて10分ほどの住宅街にある「ご・は・ん zozotte + plus(以下、ゾゾットプラス)」は、伊藤清美さんが自宅で切り盛りするごはんバルです。2017年、自宅を改装してオープン。地元客をはじめ、口コミやネットでの評判を見て、遠方から来店するお客さまもいるそうです。
オープンして4年ですが、伊藤さんは伏見区で30年以上「cafe zozotte」というお店を営業していたキャリアの持ち主。ライフスタイルの変化にともない閉店し現在のお店に移転、それまでのカフェ主体から、食事主体に方向転換しました。
黄色いのれんをくぐり玄関で靴を脱いで入ると、伊藤さんが笑顔で出迎えてくださいます。店内はカウンター席とテーブル席があり、友達の家に来たようでほっとくつろげます。
愛情たっぷりの料理が自慢
営業は週4日でランチがメイン。金曜日のみ「夜バル」営業をしています。ランチは、7品のタパス盛りプレートと、メインが自家製ハンバーグかタイ風グリーンカレーから選びます。かわいく並んだタパスに、ふんわり優しいハンバーグ、ピリ辛がおいしいグリーンカレー、どれも手が込んでいておいしいです。
タパスが並ぶお皿は、信楽焼の作家と相談して焼いたもの。以前からオリジナルのうつわと作りたい考えていて、4年目にして念願が叶いました。今後少しずつそろえていく予定です。店内で販売していて、購入も可能です。
ランチセットのほかに、ドリンクやスイーツ、ビールやワインもあります。夜バルは一品ものが充実していて、ライスコロッケ、砂肝のにんにくオイル漬け、のりとネギのピザ、カキフライなど、季節の旬を取り入れながら10種類ほどのメニューが並びます。
野菜は「京旬菜 御室のよしむら」から購入しています。地元の食材を使いたいと思っていたところに、よしむらさんがお客さまとして来店したことがきっかけ。新鮮で手頃な価格で、また時に珍しい野菜に出会えることもあり、調理が楽しいそうです。
こだわりは、愛情を込めた手作り料理を提供すること。「女性客が多いので、普段家で作るものより、手間ひまかけた家庭料理で喜んでもらいたい」と伊藤さんは語ります。
看板を見つけて気軽に入ってきてください
「コロナ禍で大変な思いもしたけど、自分もお客さまも楽しめるお店にしたい」というのがこれからの目標。ワークショップや、野菜や雑貨を販売するイベント開催も考えているそうです。お店は奥まっていてわかりにくいですが、通りの看板を頼りにぜひ訪れてみてください。
ご・は・ん zozotte + plus
住所:京都市右京区太秦和泉式部町13-19
電話:075-861-3805
営業時間:ランチ・水、木、金、土曜日 11:30〜15:00/ディナー・金曜日 18:00〜21:30