こんにちは。
右京の魅力発信事業編集部です。
今回は京北黒田地域に移住してカフェを開かれている方のご紹介です。
そのカフェも普通のカフェではないみたいです。
アメノミトリさんからのご紹介です。
高齢化率の高い京北地域、
その中でも黒田地域は特に高い地域です。
地域のために働く現役世代は70代。
また住んでみると地域の役割が何かしら与えられ
忙しい日々が待ち受けています。
しかしその黒田地域に自らも移住者として
地域活性化や移住支援などの活動を行う姿が見えます。
今回紹介する川口紗英子さんです。
築200年以上の古民家を改装し
地域活性の拠点として「きくやカフェ」を営んでいます。
きくやカフェはただの飲食店ではありません。
日本で唯一のここにしかないものを持っています。
それがきっかけで私が取材した日に訪れた常連さんも
それぞれの理由を持ってこの場所に訪れているのです。
きくやカフェが唯一な理由は2つあります。
1つ目は「黒田という地域にあること」です。
川口さんは以前に「田舎暮らし体験会」というものに参加し
生活のイメージを掴み、
また黒田地域に住む人々の温かさに触れて
この地に住むことを決めました。
自身の体験も活かして、きくやカフェは
移住支援や地域との交流の場となっています。
ある常連さんが言いました。
「ここに来ると外の人と出会うことができる。
そして話をするのが何よりも楽しみ。」
こうした居場所としてカフェに来る人も多いようです。
私も取材中にも何度か声をかけていただき
温かく迎え入れられたと感じました。
2つ目は「川口さんの行動力」です。
カフェの運営、子育て、地域の活性化に毎日励んでいる川口さん。
カフェがあることで地域の食材を提供し、
場所があることで住民とお客さんを繋ぎ合わせることができています。
しかしお客さんにはお食事を提供するだけではありません。
時には先生として、こどもの勉強を教えることもあります。
実は川口さんは教育大学を卒業しており、教えることがとても上手です。
今日もまたある常連さんのお子さんがカフェで勉強をしていました。
一番近い塾は車で20分弱もかかることから、「とても助かっています」と
話を聞くことができました。
そして川口さんについても話してくださいました。
地域の人をつなげて新たな取り組みがいくつもできている。
そんな川口さんに惹かれて色々な人が集まっているようです。
「地域で一番大事なのは『人』だ」
川口さんが大切にしていることです。
私は限界集落な中でもそこに住む一人一人の長所を活かして
繋ぎ合わせることが地域存続の鍵ではないかと今回の取材を行い感じました。
今後の予定について
きくや百貨店など挑戦したいことはたくさんあるようです。
黒田の日常は忙しいです。地域に課題がたくさんあります。
だからこそ、その課題が前進したときに
地域への希望が見えるのかもしれません。
京北に訪れた際はぜひ、
きくやカフェに行ってみてください。
店舗情報
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店名:きくやカフェ
住所:京都府京都市右京区京北下黒田町鶴野45
駐車場:あり
※おくどさんごはんと季節のおばんざいランチは2日前までに要予約
営業時間:11:00~16:00
毎週月曜、木曜、土曜
平均予算:1,000〜1,300円
対応サービス
禁煙
アレルギー対応
フリーwifi対応
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
アメノミトリ
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