コトハジメを聴いてみる ~5/16 佐野史恵さん~

誰でも参加でき,まちやくらしについて語り合う場,それが右京コトハジメテラス。

第1回の今回は,近所の公園で仲間たちと一緒に,親子で楽しめるマーケットイベント「日々の市(にちにちのいち)」を開催されている佐野史恵さんがゲストでした。

若い頃からカフェをやりたかったという佐野さんは,右京区に転居し念願の喫茶店を開業。ちょうど子育て中ということもあり,子どもも大人も満足できるお店になるよう,メニューや安全環境などにこだわったそうです。

そんな中,親子で楽しめるおしゃれなマーケットイベントが身近にあったらいいなと友人と盛り上がり,famプロジェクト(family art market)を立ち上げ,近所の公園を使ったマーケットイベント「日々の市」を始めたそうです。
佐野さんは,仕事とくらしを分けるのではなく,職住近接,または職住一致のライフスタイルを大事にしたいとのこと。日々の市はそんな佐野さんと意気投合した仲間と作っています。みなさん子育て中でお商売もしているという共通点があるそうです。

新たなプロジェクトを始めるにあたって,さぞや大変だったろうと思いきや,佐野さんのお話からはそれほどの大変さは伝わってきません。肩の力が入っていないゆるさが印象的です。
ものごとを始めるにあたって,「大したことはできへん」と多くを期待しすぎないと同時に「そんなに悪いことにはならへんやろう」とポジティブに考える,というのが佐野さん流のコトハジメ。
周りの人が何か始めて,たとえ失敗したとしても許せる,と思える人が増えれば,いろんな人がコトハジメしやすくなるという言葉も心に残りました。

今回は,オンライン会議Zoomでの開催でしたが,参加者は約40人。お話を聴いて,まずは3人くらいで感想を話し合ってそれぞれの理解を深めます。
いくつかの質問に対して佐野さんに答えていただき,今度はメンバーを変えて4人程度のグループで再度話し合います。
最後に全員が一言ずつ感想を話して終わりとなりました。

「ちょっと大変より,ちょっと楽しいが先にあるのってステキだと思う」
「つながりがあったからこそ一歩が踏み出せたんですよね」など,感想を聞くと,佐野さんの話をきっかけに,参加者がそれぞれのくらしを考えることができたように思います。
佐野さんのような人が増えれば,世の中はお互い様の気持ちで満ち溢れていくのではなどと感じた時間でした。

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この記事を書いた人

うーちゃんきょーちゃん

平成24年1月生まれの双子。
好物は水尾のゆず・京北の納豆もち・宕陰の棚田米。
趣味はスポーツ観戦!ハンナリーズ・サンガが大好き。

《~右京ちゃんについて~》
寄り添う顔には,区民の皆様の笑顔,団結,産業と暮らしの関わり合いが親しみやすいデザインで表現されています。
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