参加者が実現したい未来を描き、そのための行動・活動を見つけていく対話の場、「右京コトハジメテラス」。右京かがやきミライ会議から第3期基本計画「みんなでつくる右京」に基づいて、令和3年度から右京区役所が開催しています。
令和4年度第1回は、日曜日午前に、2日にわたって開催するプログラムを、6月に実施しました。
●1日目は、「コトハジメを聞いてみる」。様々な思いを持って活動する人たちのお話を聞いて、いろんな気づきや刺激をもらう時間です。
まずは、ゲストトークからです。
ゲストは、ハシモトユリコさん(デブ子デラックスさん⇒ブログ:https://debukodx.net/)。「京都西部の良きトコ広め隊」として、“普通の主婦”でありながら、右京をはじめ、京都西部の良きトコをブログやSNSで発信されています。どんな風に情報をつかんでいるの?京都西部推しの理由は?活動の原動力は?など、どんなことがコトハジメにつながったのか、区役所職員がインタビュアーとなってお聞きしました。
なんと、知り合いの“おっちゃん”が食べログにレビューを書いているのを目撃したときに、「そんなことできるん?!この人ができるなら、私もできるんちゃうか?!」と思ったことがきっかけだそうです。
「あるあるなきっかけだ~」「やってみようと思ったときに行動しているな~と思った」、参加者の皆さんには、トークを聞いて思ったことを、グループでシェアしてもらいました。
続いて、いよいよ参加者自身の「未来のわたしとくらし」を考える時間です。
プログラムは、2日目の終わりにはそれぞれの未来が具体的になるように、小さな単位で物事を考えていくような展開になっていて、参加者の皆さんは、考える→文字に書くことを繰り返します。
ハシモトさんのコトハジメをきっかけに感じたことが、皆さんそれぞれの言葉で文字になっています。そして、大切なシェアタイム。文字の背景にある思いや出来事など、「どういう意味合いを持つのか」を口に出して説明することで、自分の考えていることが、よりはっきりします。
「人に説明するのって難しい」、「自分ってこんなこと考えているんだ(笑)」、「一生懸命聞いてくれてうれしかった」、そんな感想が聞こえてきました。
「また来週、よろしくお願いします」と参加者同士でご挨拶。皆さんの表情が晴れやかだったのが印象的です☆
●2日目は、「未来を実現するコトハジメ」。一人ひとりがまちやくらしの未来を思い描き、その実現に向けたコトハジメを考える時間です。
1日目に作ったワークシートを見ながら、どんなことを考えたのかを振り返る時間を取り、それぞれの未来像を少しずつ整理していきます。
整理する視点はワークシートに書いてあります。1日目行った、それぞれで考えてワークシートに書き込む→他の参加者に自分の言葉で説明してシェアをする、という流れを繰り替えしては、参加者同士で、面白い!なるほど!を共有していきます。
さらに、整理したことを踏まえて、はじめの一歩を考えます。考えるときのポイントは、できそうなこと、楽しくできることを考える、だそうです!
2日目のプログラムも面白そう、とハシモトさんも参加してくれました。たくさんのはじめの一歩を考えた方、整理していく中で1つのことが明確になった方、いろんな一歩がワークシートに書かれています。最後に、その中から「これぞ!な一歩」を発表してもらい、さらにコトハジメテラスに参加した感想をお聞きました。
参加者の方々から、申込み時にお聞きした参加の動機では、
・未来の暮らしを語る機会があれば良いなと思っていた。
・昨年参加させていただき、未来を考えるってこういうことかと、とても勉強になりました。復習させてもらいたくて参加しました。
・京都に移住して3年が経ち、右京区のことをもっと知りたいと思いました。
・大学の授業で区役所の方のお話を聞き、まちづくりに興味を持ちました。ゲストトークや参加者同士で話し合うことを楽しみにしています。
など、様々な期待を寄せていただきましたが、未来の考え方が分かったという方、期待通り!満足!という方から、ちょっと違ったけど考えてみて良かったという方、参加者同士で話す時間がたくさんあって楽しかったという方など、良い時間を過ごしていただけた様子でした。
コトハジメテラスは、このあと10月の開催を予定しています。どうぞお楽しみに!