「右京ファンクラブ」応援事業のレポート記事です。令和6年度の右京M-1で選ばれた「梅津まちづくり委員会」を取材しました。
梅津まちづくり委員会
地域行事に参加する中高生が少ないという課題解決のために、ジャグリングを通して小学生だけでなく中高生以降も教え合うなど継続的に関わる環境づくりとして、梅津児童館を拠点に取り組まれています。
うめづ五輪でお披露目、技にチャレンジ
応援金を活用して購入したジャグリング用具のお披露目と体験が行われる「うめづ五輪」を訪れました。
すでにたくさんの用具が綺麗に並べられています。参加者の子どもたちもカラフルな用具の数々が「これは何だろう?」「面白そう」と気になったようで、開始前から注目していました。
開始前にジャグラーのジョーさんクーさんによるデモンストレーション。
用具の紹介だけでなく、ぜひチャレンジしてみてと、技の紹介も簡単なレベルから難しいものまで実演されました。
ジャグリングの体験はうめづ五輪のいくつもあるチャレンジの中の1つのコーナーです。チャレンジの時間開始とともに多くの参加者が集まり、思い思いの用具を手に取り、技に挑戦していました。
石川さんの思い
梅津まちづくり委員会代表の石川さん(ジョーさん)にお話を伺いました。
うめづ五輪でたくさんの子どもに体験してもらえました。誰かが始めると他の子も同じ種類の用具を使いたくなるようです。以前は用具が限られていたので、そこで待機が発生していたのですが、今回それぞれの種類で数を用意できたので、一度に10人とかでも待つことなく体験できていたので、とても助かりました。
また、技をできた子が別の子に教える流れが自然とできていたのも良かったです。
今回購入した用具は、梅津児童館で預かってもらうことで、来館する子どもがそれを使って活動ができるので、まずはそこで活動する子を増やしていきます。地域で活動する子どもや人を増やすための、地域の資産としてのジャグリング用品との位置付けです。
梅津の児童館は学童の子どもも多いですが、週末は学童以外の子どもも利用するので、地域のより多くのお子さんに参加してもらいたいです。
最終的な目的としてはまちづくりにつなげていきたいのですが、まずは人が集まることが必要です。中学以降、それこそ大人になっても継続して来ることができる環境を作りたい。ジャグリングは、そのきっかけです。
ジャグリングの高度な技は簡単にはできず、意欲的に取り組む人はずっと続けて取り組まれるので、そういう一人一人が核になって広がっていくことを願います。
中高生だとさらに忙しくなったりで継続的に関わることが難しくもなりますが、むしろ気晴らしに来てもらえたらいいと考えています。そして年に1、2回でも地域の行事とかでジャグリングのコーナーを一緒にできたら、継続的なつながりができると思います。
取材者の感想
子どもたちに使い方を教えていたクーさんにこの日の活動の感想をきくと、「ライバルが増えるので、一緒に取り組んで楽しい」とのことでした。
参加した子どもたちが学年を気にせず自然と教える教わるの関係になっていたのが印象的です。ジャグリングを通じて楽しさと一緒につながりが生まれているので、それが続いた先でどんな街になっていくのか楽しみです。