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行ってきました!ぶらっと梅津~みんなのカフェ~(右京M-1受賞者レポート)

2025年3月8日土曜日、朝から清々しく晴れた朝を迎え、向かったのは梅津富士園で開催の「ぶらっと梅津」取材日がなんと、記念すべき2周年記念日。「こちらです。どうぞ。」入り口では担当スタッフの方があたたかく出迎えて下さった。


梅津地域包括センター(左)川下さんと(右)岡村さん

このぶらっと梅津は、令和4年梅津地域内の会議で住民の方から認知症の相談窓口と家族が集えるカフェをとのニーズがあり、同年9月にオレンジカフェ実行委員会が発足、令和5年3月に第一回目のカフェを開店したそうだ。

委員会の構成は認知症専門部門や在宅介護担当者、福祉用具メーカー、作業療法士、右京区社協、支援チーム、地域包括支援センターが連携し、笑顔と安心をモットーに開催されている。
そしてカフェについてはケアマネージャーさんから近隣地域の対象の方などにお声かけされているそうだ。
参加費は300円。スタッフさんのご案内で奥へ進むと、広々とした明るいホールへ。前にはピアノが準備されている。

本日のイベントタイトルは「歌をうたいましょう」
ご夫婦で、ご家族で、お一人で、気軽にぶらっと、次々と集まってこられた総勢20名。
始まるまでの間も、そこかしこで歓談がはじまり、笑い声が響く。

記者も席を陣取り、スタートをわくわくと待つ。
認知症の奥様に優しく寄り添うご主人、介護の合間をぬって、ほっと一息の時間を求めてこられた方。手拍子をしながら、口ずさみながら。マイクを向けられて一緒に歌う方も。
どなたでもお気軽に。この敷居の低さが、ぶらっと梅津の魅力だ。

この場所は誰でもが安心して、相談出来て、でも無理に話さなくてもよくて、ひと時を楽しめる場所。
演目が終了し、お茶タイムの準備中、立ち上がり、参加されている方とお話をされる利用者の方の姿も見られる。みんな、リラックスしていて、とてもあたたかい場所だ。

今日のお茶タイムのお菓子はいちごのロールケーキ。


「美味しいなあ」 「いちごが入ってるわ」と盛り上がる利用者さん。


この日、初お目見えのエプロン。
「M-1でいただいた活動資金で、オリジナルロゴ入りエプロンを作りました。お揃いで気持ちもひとつに」

ボランティアスタッフの方の力も大きく、いつも活躍されているボランティアスタッフさんへの感謝の場面も。
ぶらっと梅津では認知症住民研修も行っているという。
みんなが寄り添い、支えあう場所。ああ、こんなところが、自分が住んでいる、そしてすべての地域にあったなら、どんなにか未来を楽しみに出来ることだろう。

川下さん
「カフェに遊び感覚で来て下さることで、社会参加にもつながります。お茶を飲みながら気軽に話せる。そして、しんどいことも抱え込まず、相談できる場所でありたい。
このぶらっと梅津の取り組みが、右京全体のモデルになったらいいなあと願っています。」

人生100年時代、あたたかな社会はみんなでつくるもの、また素敵な場所に出会った。

ぶらっと梅津 みんなのカフェ OPEN!!


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