気象庁によると,今年の近畿地方の梅雨入りは6月10日ごろ。
そして梅雨明けは7月31日と,平年より10日も遅かったようです。
そんな梅雨の真っただ中の7月19日,
右京かがやきミライ会議「えがくステージ」を開催しました。
とはいえ今回もzoomでの開催。
15名の参加者のみなさまはご自宅などから,快適な環境でご参加いただけたのではないでしょうか。
今回は,一人ひとりの「どんな未来になっていたいか」「やってみたいことはなにか」を抽出した後,「なぜそう思うの?」について,自分自身の経験や関心ごとをもとに,問題意識を深掘りしていきました。
・・・いきましたが,実はこのテーマ,新型コロナウイルス感染症が拡大する前の,12月と1月の2回のミライ会議でも話し合ったことなのです。
≪まとめた資料はコチラ ⇒ 描いてみよう,私たちのまちの未来≫
その後のコロナ禍を経て,みなさんの思いはどのように変化した(あるいは変化しなかった)のでしょうか。
それでは見ていきましょう。
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【どんな未来になっていたいか】
・子どもと一緒に楽しく過ごせる明るい未来
・人がそれぞれの価値観を大切にして,孤立することのない未来
・人と人とがふれあい,お互いに助け合える未来
・状況に応じて柔軟に対応できる思考を持つ未来
・みんなが自分の弱みや困りごとを気軽に伝えられて,助け合える未来
・サポートする・されるという立場ではなく,お互い様の意識が浸透した未来
・大学生がもっと地域に関わる未来
・将来に有益な人・モノ・環境を残せるようにみんなが努力する未来
・区民が右京を誇れる未来
コロナ禍の前に出ていた意見と,大事なことにそう変わりはありませんよね。
だけど,ちょっとおもしろい発見が。
コロナ禍の前に出ていた意見は,おおむね9つの分野に分けることができました。
1.移動する(観光)
2.食べる・買う
3.稼ぐ・商う
4.はたらく
5.育つ・育てる
6.学ぶ・遊ぶ・楽しむ
7.健康に暮らす
8.身を守る・支えあう
9.つながる・交わる・集う
眺めてみるとどうでしょう。
今回は,「8.身を守る・支え合う」と「9.つながる・交わる・集う」の比重が大きくなったように思いますが,いかがでしょうか。
コロナ禍で希薄になった対面でのコミュニケーション。大学生は講義もオンラインとなり,社会人はテレワークの導入が進みつつあるものの,それでもやっぱり,という場面があったり。高齢者の孤立も課題です。
だけれど,「オンラインの活用」といった,一般論的な技術の話に終始しなかったことについては,広がりのある豊かな未来像が描かれたと感じました。
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【やってみたいこと】
・児童や高齢者がネットやSNSを安全に親しめるようにしたい。
・SNSなどの新しいツールを使って世代間をつなげたい。
・リアルとオンラインの壁を希薄にしていきたい。
・コロナ禍を踏まえ,イベントの開催の概念を変革していきたい。
・オンラインを活用して地域活動とボランティアとしたい学生をマッチングしたい。
・大学生の地域参加を促進したい。
・他府県出身の大学生にも,右京のことを知ってもらいたい。
・よりよい地域社会をつくるため,地域の未来をみんなで考えたい。
・区民に右京の魅力をもっと伝えたい。
・住んでいるまちを知ってもらえるセミナーやイベントをやりたい。
・地元でピクニック,外食,買い物など,「近く」で楽しみたい。
・イナカの持つレジリエンスを発見したい。
・まずは自分自身が右京を見つめなおしていきたい。
・買いたい,行きたい,やりたい,見せたいなど,色んな人の色んな思いをつなげたい。
・共感できることに参加して,一緒に達成感を味わいたい。
・犯罪の少ないまち,一度罪を犯しても受け入れられるまちをつくりたい。
・子どもの本やわらべ歌など,子育て文化を伝えたい。
・右京区民でミュージカルをやりたい。
・多世代の人が集まり,みんなが輝ける演劇をやりたい。
・江戸時代の寺子屋のような,気軽に集える場所を作りたい。
・結婚について学ぶ場をつくりたい。
・人が生まれてから死ぬまでの人生について語り合う場をつくりたい。
・出会い,恋愛,結婚,子育て,離婚など,幅広く話せる場をつくりたい。
みなさんのやってみたいこと。
具体的なことから抽象的なことまで,濃淡があるのがおもしろいですね。
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今後のミライ会議では,これらの「やってみたいこと」を実現するためにはどんな課題があるのか,どんなアプローチが必要なのか,まず何から始めたらいいいのか。
こんなことを考えていきたいと思います。
上に並んでいる「やってみたいこと」に少しでもピンときたら,ぜひミライ会議に参加してください。
新しい仲間ができるかもしれませんよ!