地域の居場所、宕陰棚田カフェに行ってきました!

美しい棚田の広がる宕陰地域。

2か月に一度、地域の方たちが集まる棚田カフェが開催されているとのことで、参加してきました。

宕陰学区社会福祉協議会、愛宕ゆうこうの郷、京都市北部山間かがやき隊が共同で開催するこの会は、2023年から始まり今回で7回目とのこと。

かがやき隊員、鳥居さんのたてるお茶を味わいながら、季節のお菓子をいただきます。


▲かがやき隊員の鳥居さん

久しぶりに参加の方もおられ、「最近どうしてたの?」と会話がはずみます。

梅雨の真っただ中のこの日のお楽しみメニューは、七夕飾りづくりと茅の輪づくり。

中には達筆の方もおられ、筆の運びに目を奪われます。


▲七夕の飾りつけ

茅の輪づくりもあれこれしゃべりながら茅を巻いていき、それぞれの形の茅の輪が出来上がりました。参加者にお聞きしたところ「鳥居さんがいい機会をつくってくれてうれしい」との声をいただきました。

  
▲茅の輪ができました       ▲それぞれ個性ある茅の輪

鳥居さんに、棚田カフェ開催の目的を伺いました。

「かがやき隊員として宕陰に通うようになり、何が地域のためになるか考えていました。そんな中、住民の皆さんが定期的に集まるような場がなかったことが気になっていました。」

高齢化が進み、一人暮らしの方も多くなっている地域ですが、お互い顔を合わせる機会があまりないことを心配されたそうです。2か月に1回、買い物支援の取組があり、参加者同士は楽しそうにされていますが、送迎車に乗れる人数には限りがあるので、地域の中で皆さんが気軽に集まれる機会があればと思ったそうです。

そこで、お茶の経験を生かして、鳥居さんがお茶をたてるカフェを開催してみたそうです。

「来られたみなさん、楽しそうにおしゃべりされていて好評でした。お茶の経験のある方が、いろいろサポートしてくれて助かっています。」

さらに棚田カフェのもう一つの目的として、移住を検討している方が地域の様子を知る機会に使ってもらいたい、との思いもあるそうです。「今のところ移住希望の方の参加はまだですが、新しく移住された方も参加され、住民交流の機会になっています。」とのことです。

毎回、季節にちなんで用意するお茶、お菓子や、お楽しみ企画。鳥居さんならではの配慮が行き届いてるからこそ、皆さんの居場所として親しまれているのだと感じました。

 

宕陰棚田カフェ 次回は2024年9月5日

開催は隔月第1月曜日 10時半~11時半
場所 宕陰出張所会議室
お問い合わせ 0771-44-0314(宕陰出張所)

  • ブックマーク
  • -
    コピー

この記事を書いた人

まちアド佐藤

住民参加による公園づくりをきっかけにまちづくりの世界に。2006年から京都市のまちづくりアドバイザーとして活動。住民が自分のまちを良くするために動く気持ちを応援します。
プライベートでは北区山間地の田んぼで黒米づくり・芋づくり、アフロパーカッションバンド、小学校での読み語りの会などなど。