【インタビュー】さとまちフェスティバル実行委員会  大西うてなさん

【右京ファンクラブねっと  インタビュー企画スタート!】

第1弾 

さとまちフェスティバル実行委員会  

大西うてなさん

 右京で活動されるさまざまな団体の取り組みと想いを取材するインタビュー企画がスタート!右京では、どのような方が、どのような想いで活動されているのでしょうか?

 今回は、8月25日(日)に京北・弓削で第4回「京北さとまちフェスティバル」を開催される「さとまちフェスティバル実行委員会」代表、大西うてなさんにお話を伺いました!(聞き手:山田 大地)

  • 山田 

 早速ですが、8月25日に行われる「京北さとまちフェスティバル」はどんなイベントなのですか?

○大西さん

「京北さとまちフェスティバル」は、京北・弓削にあるさとまち交流カフェ「恋咲楽」をお借りして開催する手づくりの夏祭りです。21mの竹での流しそうめんや、かき氷やクレープ、絞り染めのハンカチづくり体験、射的、スイカ割り、花火などを楽しみ、京北の自然を京北内外の大人も子どもも交流しながら満喫していただく内容になっています。今年で4回目になりますが、毎年地元の小さいお子さんや大人の方もノリノリで楽しんでいただいています!

  • 山田 

 4年目なんですね!今年度のおすすめポイントはなんですか?

○大西さん

今年度は、京北だからこそ体験できる「京北ならではの楽しさ」をテーマにしています。体験する楽しさや、山が近く空が広い京北でしか味わえない解放感をおまつりを通して体感していただきたいですね!今回は新たな試みとして、京北自治振興会さんからシャトルバスをお借りして、二条駅から会場の「恋咲楽」まで一本でいけるようになり、交通の便でも行き来しやすくなりました。バスも、ただ送迎するだけでなく、京北の各地を回って楽しんでもらう「ミニ観光コース」を検討しています。

  • 山田 

 とても楽しそうですね!大西さんはどのようなきっかけで参加されたのですか?

○大西さん 

私は小さい頃に京北に引っ越してきて京北で育ち、北桑田高校の普通科に進学しました。その時、総合学習の時間に「地域の夏まつりの中身を企画しよう」という内容の授業があり、それに参加したメンバーと、京都大学の大学生の方々と「恋咲楽」代表の小井さんと連携しておまつりが始まりました。

現在は大学に進学したためまちなかに住んでいますが、京北と行き来しミーティングを行って準備をしています。

 

  • 山田 

 なるほど!大西さんの他にはどんな方がスタッフをされているのですか?

○大西さん

地元の高校生や、大学生のときに京北を訪れていた方が、卒業後も恋咲楽に集い毎年まつりを企画・実施しています。私と同じように京北が地元で市内の大学に通ったり働いたりしているメンバーや、京北で就職しているメンバー、そして現役の北桑田高校生もいますよ!

  • 山田 

 なるほど!まさにメンバー自身も「さとまち交流」をされている皆さんなんですね。今回で4年目とのことですが、継続するポイントは何ですか?

○大西さん

高校が地域との接点をもち、なおかつ活動できる「恋咲楽」という拠点が地域にあることで、スタッフや活動場所が確保でき、継続できていると思います。

また、スタッフのみんなもまちなかから「さまフェス」のミーティングで地元・京北に帰ることで、リフレッシュできています。まちにでたからこそ、京北では落ち着き、安心感が感じられ、メンバーで集まって楽しむことができていることもポイントだと思います!

  • 山田 

 今後の展望はありますか?

○大西さん

交通の便の問題はありますが、今後も、帰ってきたり遊びに来たら落ち着ける、そんな場所、取り組みにしたいですね。「さまフェス」をきっかけに、京北を訪れ、興味を持ってくれたら嬉しいです。地元の高校生にも、「さまフェス」に関わることを通じて「京北っていいところだな」と思ってもらえ、進学や就職でまちに出た後も「さまフェス」が地元に帰ってくるきっかけになってくれたら、と思います。まちなかの方も地域の方も京北での思い出ができ、また楽しみに行きたいなと思う「楽しさの種まき」として続いてくといいなと思います。大学では、地域社会学を専攻していますが、授業を受けていても京北にも当てはまることも多く、学んだことでできることを地元に還元していきたいと思っています。

とくに、地元の北桑田高校の高校生には、スタッフや当日のイベントを通じて交流する機会をつくり、京北の地域の恵み、「この場所だからできる楽しさ」を体験してほしいです!京北で活動している大学も多くあるので、こうした機会に来てもらうことをきっかけにつながっていけたら嬉しいですね。

  • 山田 

 これから活動をされる方へアドバイスをお願いします!

○大西さん

参加者だけなくスタッフも含めて、なにか体験して楽しさを感じられる内容にしたり、みんなで一緒に食事をして親睦を深めたりすることが大切だと思います。また、地域に行く回数が増えれば増えるほど、親しみが生まれると思います!

  • 山田 

 とても参考になります!大西さん、本日は貴重なお話ありがとうございました!

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この記事を書いた人

山田 大地

1988年生まれ、立命館大学大学院社会学研究科修了。修士(社会学)。京北での産学民連携プロジェクトを経て、右京区まちづくりコンシェルジュ(〜2019)。立命館大学政策科学部非常勤講師(2016年〜2020)、大谷大学 地域連携アドバイザー(2019〜2021)。現在、京都市まちづくりアドバイザー。