【ミライインタビュー】~第2回 吉田宇留さん~

学生の頃から旅の途上で紙芝居や人形劇を披露していた青年は,京都へ移住して人形劇団に入団。壮年期からは長きに渡り舞台監督として活躍する。そして熟年となった今,彼は念願だった自分の小劇場を持った。

KYOTO ART THEATRE URU 館主,舞台ひとすじ吉田宇留,おおいに語る。

生まれ変わってもこの仕事がしたい

生の舞台は「すんません照明つきませんねん」では通用しない。巻き戻しができない世界で生きてきた。進行を任され本番を成功させる,それが舞台監督の仕事やね,どこの劇場でもそう。

生まれ変わってもこの仕事したい言うてる。珍しい言われるわ。だけどこんなおもしろい仕事でお金ももらえるんやから。

今の子どもたち,生の舞台見んでも家でテレビゲームしてるほうがおもしろい,そういう時代やんか。テレビゲームがあかんわけじゃないけど,ちょっと1時間ぐらい,騙されたと思って舞台見に来てや思うねん。

右京区民全員でつくる舞台

舞台に携わってる人間からしたら,右京区といえばなんと言っても東映太秦映画村があって,あそこに行けばなんかおもしろいことやってるっていう。

あと,右京ふれあい文化会館は立派なホールや創造活動室とかあるし場所も便利やから,もっともっと気楽に使わなもったいない。

右京区民全員で1年がかりで舞台を作るみたいな,ワークショップして,脚本を書ける人が書いて音楽できる人が曲つくって,THEATRE URU で練習して右京ふれあい文化会館で発表するとか,そういうのあったらいいな。できそうな気がするんやわ。そういう舞台づくりがやりたい。

「THEATRE URU なら安心」と思ってもらえるような

THEATRE URUはまだまだ知られてないな。前を通りかかっても入るの勇気いるって言われて,今はチラシとか口コミで来てくれるんやけどその口コミが難しいね。

夏にやったお化け屋敷もね,遊びに来た子どもが自分もお化け役やりたいって言いだして,参加させてあげたら最後の打ち上げまでおったよ。親が「THEATRE URUに遊びに行っとんやったら安心や,どっかで遊ぶよりも行先も分かってるし」って思ってくれたら嬉しい。THEATRE URUに行ったらなんかおもしろいことがある,宇留さんに聞いたらなんか自分が挑戦できることがあるって,そういう子どもや大人が増えていったらええな。

引っ込んでる場合やない

地蔵盆とか子ども祭りとかお休みの銭湯の脱衣所とか,そういうところで人形劇とかやったら右京区おもしろいってアピールできる。右京区盛り上がるんちゃうやろか。色んなところで「なんかやってるで」をつくったら,右京区目立つんちゃうか。

僕もう68歳やけどまだまだやりたいことあるし,この年でそうなんやから中高生なんかギラギラしとると思うけど。引っ込んでる場合やない。何年も引っ込んでる高校生を「一緒に行こか」って色々な現場に連れていったら,おもしろなって今は舞台のスタッフしてるわ。

あれやりたいこれやりたい考えて,1パーセントでもええからなにか掴んだら,人間形成になると思うから。

 

=終わり=

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この記事を書いた人

うーちゃんきょーちゃん

平成24年1月生まれの双子。
好物は水尾のゆず・京北の納豆もち・宕陰の棚田米。
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《~右京ちゃんについて~》
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